痩せたいけど食べたい人へ|食べながら体脂肪を落とす方法

テーブルで、りんごとバナナを盛った大きな器からりんごを1切れ取る女性。横の小皿にはチョコレートが1かけ

「痩せたいけど食べたい」なら、食べる量をがまんするより、何を食べるかを選び直すほうが、体脂肪は落としやすくなります。体脂肪が減るかどうかを決めるのは、1日に食べたカロリーの合計です。同じカロリーでも、たくさん食べられるものと、少ししか食べられないものがあります。

私たちFASTBURNは体脂肪専門のパーソナルジムで、お客様の食事で、食べてはいけないNG食材は決めていません。甘いものも食べてよく、間食はむしろおすすめしています。

この記事でわかること
  • 同じ200kcalで、食べられる量がどれだけ違うか
  • 満腹感を得やすく、食べすぎを防ぐ2つの食べ方
  • 甘いものを、やめずに食べるときの目安
  • 1日4食に分けるときの組み立て方
目次

「痩せたいけど食べたい」は両立できる。体脂肪を決めるのは1日のカロリーの合計

体脂肪が減るのは、1日に食べたカロリーが、体が使うカロリーより少ない日が続いたときです。食事を1回抜いても、ほかの食事でそのぶん多く食べれば、体脂肪は減りません。

でも、安心してください。食べることそのものを、やめる必要はありません。変えるのは、1日に食べるものの中身と量です。

FASTBURNでは、筋トレで筋肉を育てるFAST-BUILDと、食べながら体脂肪を落とすFAST-CUTを、同時に進めます(→ 二重燃焼メソッド)。FAST-CUTでいちばん大事にしているのは食事で、「食べない」ではなく、何をどれだけ食べるかを決めていきます。

2つを同時に進めることで、当社のモニター30名の平均では、体脂肪率は8%下がり、筋肉量は2kg増えました(個人差があります)。通っていただいた方の記録は、女性・男性のビフォーアフターでご覧いただけます。

量を食べたいなら、同じカロリーでかさの多いものを選ぶ

同じ200kcalでも、食べ物によって、食べられる量(重さ)は大きく違います。文部科学省の食品成分表の値から計算すると、次のとおりです。

同じ200kcalで、食べられる量はこれだけ違う 同じ200kcal分を食べるときの重さを、食品ごとに横棒で示した図。食品ごとに、その食べ物のイラストを添えている。ミルクチョコレートは36g、ポテトチップスは37g、ショートケーキは63g、ご飯(白米)は128g、バナナは215g、りんごは377g。りんごはミルクチョコレートの約10倍の重さを食べられる。重さは皮や芯を除いたもので、日本食品標準成分表(八訂)増補2023年の100gあたりのカロリーから計算した。 同じ200kcalで、食べられる量はこれだけ違うミルクチョコレート36gポテトチップス37gショートケーキ63gご飯(白米)128gバナナ215gりんご377g同じ200kcalでも、りんごはミルクチョコレートの約10倍の重さです。皮や芯を除いた重さです。日本食品標準成分表(八訂)増補2023年の100gあたりのカロリーから計算しました。

りんごは重さの84%、バナナは75%が水分です。いっぽう、チョコレートとポテトチップスの水分は、どちらも2%以下です。水分にはカロリーがないので、水分の多い食べ物ほど、同じカロリーで多く食べられます。

水分の多い食べ物を増やす人と、増やさない人を、1年間比べた試験があります(Ello-Martin ら, 2007)。肥満の女性97人を2つに分け、片方には脂肪の多い食べ物を減らすように、もう片方にはそれに加えて野菜や果物を増やすように伝えました。どちらにもカロリーや脂肪の量の目標は決めず、食べたいだけ食べてよいとしました。

野菜と果物を増やした人は、体重も多く減った 肥満の女性97人を2つに分けて1年間比べた試験の結果を、横棒2本で示した図。カロリーや脂肪の量の目標は決めていない。1年続けた71人の平均で、脂肪の多い食べ物を減らした人は体重が6.4kg、脂肪の多い食べ物を減らし、野菜と果物を増やした人は7.9kg減った。差は1.5kg。野菜と果物を増やした人は、食べた食べ物の重さが多く、空腹感も少なかった。 野菜と果物を増やした人は、体重も多く減った1年で減った体重(平均)脂肪の多い食べ物を減らした人−6.4kg脂肪の多い食べ物を減らし、野菜と果物を増やした人−7.9kg野菜と果物を増やした人は、食べた食べ物の重さが多く、空腹感も少なかったと報告されています。肥満の女性97人の試験。カロリーの目標は決めていません。数字は1年続けた71人の平均です。

野菜と果物を増やした人の食事は、同じ重さあたりのカロリーが低くなっていました。論文の著者は、こうした食べ方が、空腹を抑えながら体重を管理する方法になると結論づけています。

量を食べたい方は、主食や主菜を減らす前に、野菜の副菜を1品足してください。

自分の体脂肪がいま何kgあるかは、体組成計で測ると分かります(→ 無料体験の内容を見る)。

食べたい気持ちが強いときは、たんぱく質をとって、ゆっくり食べる

たんぱく質の多い食事は、満腹感が大きい

たんぱく質を多く含む食事と少ない食事を比べた研究の解析では、多く含むほうが、食べたあとの満腹感が大きくなっていました(Dhillon ら, 2016)。この解析が比べたのは満腹感で、体重の変化は調べていません。

FASTBURNでは、毎食たんぱく質をとるようにお伝えしています。量の目安は、肉や魚などの主菜を手のひら1枚分です。これで、1食のたんぱく質は20gほどになります。

主菜の量の目安は、手のひら1枚分 開いた手のひらの上に、手のひらと同じくらいの大きさの鮭の切り身がのったイラスト。肉や魚などの主菜は、手のひら1枚分が1食の目安で、1食のたんぱく質は20gほどになる。 主菜の量の目安は、手のひら1枚分 肉や魚などの主菜を手のひら1枚分1食のたんぱく質 約20g

ゆっくり食べると、食べる量が減る

食べる速さを変えた22件の研究をまとめた解析では、ゆっくり食べたときのほうが、食べた量が少なくなっていました(Robinson ら, 2014)。速さの変え方が研究ごとに違っても、ゆっくり食べたほうが少ないという結果は変わりませんでした。

甘いものが食べたいなら、やめずに1日の中に入れる

食べ方と体重の関係を、ドイツの住民や、体重を落とすプログラムの参加者で調べた論文があります(Westenhoefer ら, 1999)。食べるものを厳しく決めて守る人ほど、BMI(体重と身長から出す肥満の目安)が高く、むちゃ食いも多くなっていました。反対に、量を見ながらゆるく調整する人は、BMIが低く、むちゃ食いも少なくなっていました。

体重を落とす1年間のプログラムに参加した人でも、ゆるく調整する人のほうが、体重を落とせた割合が高くなっていました。ただし、どちらも食べ方と結果の関係を調べたもので、食べ方を変えれば同じ結果になるとまでは言えません。

甘いものを食べる量には、国の目安があります。農林水産省の「食事バランスガイド」は、お菓子や、お酒などの飲み物を合わせて、1日200kcal程度としています。ショートケーキなら小1個分です(農林水産省)。

甘いものを食べた日も、1日に食べたカロリーの合計が体の使う分より少なければ、体脂肪は落ちていきます。

痩せたいけど食べたい人は、1日4食に分けて食べる

FASTBURNでは、3食に間食を1回足して、1日4食にすることをすすめています。1日に必要なたんぱく質をとりやすくなります。強い空腹を感じる前に次の食事をとれるので、一度にたくさん食べてしまうことも減らせます。

1日4食の組み立て方の例 朝食から夕食まで、左から右へ順に並べた流れ図。朝食はご飯・納豆・ゆで卵・味噌汁。昼食は主食・主菜・副菜・汁物がそろった定食(焼き魚定食など)。間食はおにぎり・ゆで卵・豆腐バー(棒の形に固めた豆腐)・プロテインバー・たんぱく質のとれるサンドイッチのどれか1つ。夕食は定食の形で、主菜は手のひら1枚分、ご飯はにぎりこぶし1つ。 1日4食の組み立て方の例朝食ご飯・納豆ゆで卵味噌汁昼食主食・主菜副菜・汁物がそろった定食間食おにぎりゆで卵豆腐バーなどを1つ夕食定食の形で主菜は手のひら1枚ご飯はこぶし1つ

間食には、おにぎりのように主食になるものか、ゆで卵や豆腐バーのようにたんぱく質がとれるものを選びます。甘いものを食べる日は、間食の1回に入れて構いません。買う場所がコンビニなら、コンビニでの食事の選び方も参考にしてください。

白い皿にのった、ツナと昆布のおにぎり2個
ツナと昆布のおにぎり

食べる量を減らすのは、4食の形が整ってからです。FASTBURNでは、次の順番で進めます。ご自分で取り組むときも、この順番がおすすめです。

STEP
約1か月は、量を変えずに中身を整える

いまの体重を保てる量のまま、たんぱく質・脂質・炭水化物の配分(PFCバランス)を整えます(→ PFCバランスの決め方)。

STEP
体重が安定したら、1日300kcalほど減らす

体重と体脂肪率が大きく上下しなくなってから、1日にとるカロリーを300kcalほど減らします。

STEP
体脂肪が減らなくなっても、すぐには食事を減らさない

先に、食事の配分を見直します。筋トレをしている方は、その重さや回数も見直します。歩く量・水分・睡眠・便通も確かめます。それでも減らないときに、カロリーを少しだけ減らします。ただし、1日にとるカロリーは、基礎代謝(じっとしていても体が使うカロリー)を下回らないようにします。

よくあるご質問

運動したくないのですが、食事だけで体脂肪は落ちますか

食事だけでも、体脂肪は落とせます。ただ、食事だけで体重を落とすと、脂肪と一緒に、筋肉など脂肪以外の重さも減ります。この脂肪以外の重さを、除脂肪体重と呼びます。太り気味や肥満の人を対象にした、34件の試験・1,455人分をまとめた解析があります。食事に運動を加えると、除脂肪体重の減り方が、平均で半分近く(45.7%)小さくなっていました(Deller ら, 2026)。

運動が苦手な方は、まず通勤や買い物で歩く量を増やしてみてください。FASTBURNでは、毎日6,000歩以上を目安にしています。筋トレが初めてで、ジムに行くのに気後れする方は、家でできる筋トレから始められます。

カロリーを減らすと、甘いものが食べたくなりませんか

肥満の方が12週間以上カロリーを減らした、8件の研究をまとめた解析があります。甘いもの・脂っこいもの・ご飯やパンなどのでんぷんの多い食べ物・ファストフードを食べたい気持ちは、どれも始める前より弱くなっていました(Kahathuduwa ら, 2017)。研究ごとに結果のばらつきはあるものの、カロリーを減らしたからといって、食べたい気持ちが強くなり続けるとは限りません。

食べても太らない食べ物はありますか

ありません。どの食べ物にもカロリーがあり、1日の合計が体の使う分を上回れば、体脂肪は増えます。ただ、同じカロリーで多く食べられるのは、りんごやバナナのような水分の多い食べ物です。

何をどれだけ食べるか、無料体験の日に決められます

無料体験では、まず体組成計で測り、いまの体脂肪が何kgあるかをお伝えします。そのうえで、体脂肪専門のコーチが、次の3つの目安を立てます。

  • 何kgの脂肪を落とすか
  • それを落とすのに必要な期間
  • その期間にやること(運動と食事の両方)

所要時間は60分で、手ぶらでお越しいただけます。

ご希望の店舗と日程を、フォームでお送りください(→ 店舗一覧)。

いきなりジムに通うのは難しいという方は、FASTBURN Appで食事の記録から始められます。記録した食事のカロリーとPFCバランスはAIが計算し、体脂肪専門のコーチが毎日目を通します(→ FASTBURN Appを見る)。

まとめ

  • 体脂肪が減るかどうかを決めるのは、1日に食べたカロリーの合計です。食べることをやめる必要はありません
  • 同じ200kcalでも、りんごならミルクチョコレートの約10倍の重さを食べられます
  • たんぱく質の多い食事は満腹感が大きくなりやすく、ゆっくり食べると食べる量が減ります
  • 甘いものはやめなくて構いません。国の目安は、お菓子や、お酒などの飲み物を合わせて1日200kcal程度です
  • FASTBURNでは1日4食にし、約1か月かけて中身を整えてから、量を減らします

まずは今日の食事のどれか1回に、野菜の副菜を1品足してみてください。食べる楽しみを残したまま体脂肪が落ちていくと、友人との食事の席でも、メニューを気にせずに選べるようになっていきます。

この記事の出典

  1. 文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」(ミルクチョコレート 15116、ポテトチップス 15103、ショートケーキ 果実なし 15075、こめ[水稲めし]精白米 うるち米 01088、バナナ 生 07107、りんご 皮なし 生 07148 の可食部100gあたりのエネルギーと水分) — 食品成分データベース
  2. Ello-Martin JA, Roe LS, Ledikwe JH, Beach AM, Rolls BJ. Dietary energy density in the treatment of obesity: a year-long trial comparing 2 weight-loss diets. Am J Clin Nutr. 2007;85(6):1465-1477. — PubMed(PMID 17556681)
  3. Dhillon J, Craig BA, Leidy HJ, et al. The Effects of Increased Protein Intake on Fullness: A Meta-Analysis and Its Limitations. J Acad Nutr Diet. 2016;116(6):968-983. — PubMed(PMID 26947338)
  4. Robinson E, Almiron-Roig E, Rutters F, et al. A systematic review and meta-analysis examining the effect of eating rate on energy intake and hunger. Am J Clin Nutr. 2014;100(1):123-151. — PubMed(PMID 24847856)
  5. Westenhoefer J, Stunkard AJ, Pudel V. Validation of the flexible and rigid control dimensions of dietary restraint. Int J Eat Disord. 1999;26(1):53-64. — PubMed(PMID 10349584)
  6. 農林水産省「『食事バランスガイド』について」(菓子・嗜好飲料は1日200kcal程度が目安。200kcalの目安としてショートケーキ小1個など) — 農林水産省のページ
  7. Kahathuduwa CN, Binks M, Martin CK, Dawson JA. Extended calorie restriction suppresses overall and specific food cravings: a systematic review and a meta-analysis. Obes Rev. 2017;18(10):1122-1135. — PubMed(PMID 28557246)
  8. Deller M, Weiershaus J, Held S, Brinkmann C. Effects of Calorie Restriction With and Without Strength, Endurance or Mixed Training on Fat-Free and Skeletal Muscle Mass in Overweight or Obese Individuals. Diabetes Obes Metab. 2026;28(8):6810-6823. — PubMed(PMID 42144246)
  9. FASTBURN App(記録した食事のカロリーとPFCバランスをAIが推定し、体脂肪専門のコーチが毎日確認) — FASTBURN App
  10. FASTBURNの公開実績値(当社のモニター30名の平均。個人差があります) — 二重燃焼メソッド/女性のビフォーアフター/男性のビフォーアフター

リンクの最終確認日:2026年10月29日。基準や推奨は改定されることがあります。数値は各出典の原文をご確認ください。

この記事の執筆・監修

執筆:FASTBURN編集部

FASTBURN創業者・体脂肪専門コーチの米田武史
監修:米田 武史
FASTBURN創業者/体脂肪専門コーチ(広尾店)
保有資格:NSCA-CPT(全米認定パーソナルトレーナー)
経歴:指導歴10年。これまで1,000名以上の体脂肪と向き合う
著書:『体脂肪を最速で狙って落とす!ダイエットの教科書』『体脂肪を最速で狙って落とす!代謝の教科書』(Amazon 著者ページ)
監修範囲:トレーニング、食事支援、体組成に関する実務的な内容
米田 武史のプロフィールを見る

本記事は、FASTBURNの指導方針と現場の知見をもとに編集部が作成し、上記監修者が内容を確認しています。最終確認日は、本記事の更新日(記事上部に表示)と同一です。記事の内容は一般的な情報であり、診断や治療を目的としたものではありません。持病がある方、妊娠中の方、痛みや気になる症状がある方は、事前に医師へご相談ください。

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